熱海より

みなさま、ご無沙汰しています。

HPができて、さてこれからブログを書いていこう♪という矢先、1ヶ月前の熱海の土砂災害が起こりました。

現場は車で数分のところですし、毎日通る場所ですので本当に信じれませんでした。

とはいうものの、当日お昼からたくさんの安否を気遣ってくださるメールがどんどん入ってきて「え?なに?」とびっくりしたのです。

確かに連日雨は降っていたので、電気も水も止まってしまいましたが、どこかで土砂崩れはあったとしても、あそこまで大きな災害になるとは思ってなかったし、そこまでの雨?と実際思ってましたのでその後の盛り土の件を聞いてなるほど思いました。早く徹底究明をしてほしいです。

当日停電のため、電話のバッテリーも無くなってきて、普通の電話自体も「圏外」になり、電話も通じなかったのは困りましたが、ありがたいことに水と電気はすぐに復旧しました。

ただ、元々うちは山の中なのでwifiがないとモバイルではなかなかネットも繋がらないところへ、度々「圏外」になるのでニュースを見ようにもすぐにネットが止まってしまい、実情がわかるまでかなり時間がかかりました。うちはテレビを置いてませんが、災害の時だけはあると便利だなと思います。

翌日から大量の見たこともない量のヘリコプターが一日中飛んでいて、どう考えても救助だけではないマスコミなのだなと、初めて今まで見ていた被災地というのはこんな感じだったのだなと理解しました。

家になんやかんやと備蓄もありましたし、水も電気も復旧が早かったので、私自身に被害はないものの、ベトナム戦争の映画を一日中見ているようなヘリの音で頭が痛くなったり、ニュースで実情がわかってくると少しずつ心というかメンタルにきちゃいました。

その後、セブンイレブンの移動車がきてくれたり、食べるものには困ることなく、日に日に行動できる範囲も広がってきました。この辺りは危険区域でしたので、毎回お巡りさんに「住民です」と言って通してもらってました。

そして、長い間かかってたwifiも先日復旧し、今週は熱海への道が一つ開通しました。

国道は写真で見てた泥はすっかりなくなり、あれだけの土砂をきれいにしてくださった自衛隊の方々や全国からの消防士さん、警察の方々、ボランティアの方々には言葉にできない感謝の気持ちでいっぱいです。

大好きな熱海へ約1ヶ月ぶりに行けた時には、なんか泣きそうになっちゃいました。

昨日は災害から1ヶ月。

10時半ごろサイレンがなり黙祷を捧げました。

街も復旧に向けて進んでいます。

私も前を向いて歩いて行こうと思います。

写真は今日の海。

初島も大島も見えます。

災害当初はここからでも海が茶色くなってるのが見えましたが、すっかり美しいブルーになりました。近づくとまだ茶色いですけれどね。

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